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MAP(浦東美術館)陸家嘴の新ランドマーク

人の行き来は難しくても、ものの行き来は可能ということで、ここ最近海外の美術館のコレクション展が増えている上海。2021年7月末現在だけでも、シャガール、モネ、カンディンスキーなどの展覧会が開催されています。


7月8日にオープンしたばかりの「MAP(浦東美術館)」では、ターナーやシスレーなどの光をテーマにした作品を集めたテート・ギャラリー展(11月14日まで)、ジョアン・ミロ展(11月7日まで)、蔡国強展(2022年3月7日まで)が開催中。豪華なラインナップの展示はもちろん、展示面積4万平米という巨大アート空間を一目見ようと平日でも大混雑しています。




 「MAP」のデザインを手がけたのは、今年5月にオープンした「THE ROOF」も手がけたフランスの建築家、ジャン・ヌーベル。館内から間近に見えるテレビ塔を縦に切り取ったような窓、マルセル・デュシャンの作品『大ガラス』の中に黄浦江沿いの風景を閉じ込めた「鏡庁」、地下1階から4階まで吹き抜けになっている展示室など、建物自体の鑑賞も楽しめる美術館になっています。



 展示作品数とその見応え、広さで、あっという間に2〜3時間は経ってしまう規模。1階には、複数の美術館に出店している上海発のカフェチェーン「Seesaw Coffee」が、ルーフトップにはレストランバー「ROOF P.M.」があるので、のんびり半日過ごして、ついでに夕食とお酒を楽しむことも可能です。

2019年にポンピドゥセンター別館としてオープンした「西岸美術館」(館内にカフェ2店、レストラン1店)以来、上海では滞在型の美術館が主流になりつつあるよう。

 どこへ行くにも暑すぎる今の時期にはぴったりのお出かけスポットかもしれません。


Data 上海市浦東新区濱江大道2777号 地下鉄2号線「陸家嘴」駅から徒歩約7分

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