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最新の流行をキャッチできるフリマ「Savvy Exchanger」


毎回50ほどのブースが集まる

 先日、オフラインでの交換のプラットフォームについてご紹介しました。が、ECが日本より普及している中国で、「オフラインでファッションアイテムを入手するほうがクール」という若い子たちがいることを、日本向けに紹介してもなかなか信じてもらえなかったりします。そんなとき、ぜひ参加して実際に彼らと交流してみてほしいなと思うのが、月1回ほどのペースで開催されているフリマイベント「Savvy Exchanger」です。



「Savvy Exchanger」は、90年代生まれの中国人女子たちが主催しているフリーマーケット。売買以外にも、会場ではDJやバンドによる音楽ライブやドラァグクイーンのショー、アートスペース、ドリンクコーナーなども。ターゲットの好みに合うイベントを開催することで、意識が高くおしゃれな若い子が集まるように工夫されています。そのため、売り手も自分の好みと合う子に買ってもらえたり、友達になれたりと、ただ不用品を値切って買うだけのフリマにはないなごやかな雰囲気が漂っているのが特徴です。

 

会場はクラブやアートスペースを使うことが多い

 会場は毎回異なるのですが、この日は上海でもっとも人気のあるクラブの一つ「SYSTEM」での開催でした。会場内には古着やアクセサリー、自分でデザインした手作り品などのブースがずらり。日本だと、一つのイベントには同じテイストのファッションの人たちが集まることが多いと思いますが、「Savvy Exchanger」はコスプレ、ロリータ、ギャル系、ファッジ系、アウトドア系などみんなバラバラ。ファッションやメイク、ヘアスタイルの量産系は存在せず、流行がつかみにくいと言われている上海の若者たちを俯瞰することができます。



 尖った雰囲気ではあるものの、会場はペットフレンドリー。ドリンクコーナーや飲料水のコーナーはマイカップ持参を推奨するなど、エコを意識しているところも若い子たちを惹きつけている理由のようです。ブースごとに買い物袋を用意せずに済むよう、オリジナルのエコバッグで買い物できるようにしているのもポイント。ジェンダーフリーもコンセプトの一つで、会場にはかわいいファッションの男の子たちもたくさん来ていました。



 最大の魅力は、センスのいいおしゃれな出店者とおしゃべりしながら買い物できること。「値段? あなたが決めていいよー」なんていうおおらかな店主さんが多く、この日だけで微信の友達が10人くらい増えました。話を聞くと、上海に来たばかりで趣味が合う友達がまだいない人、職場の人と話が合わない人などが友達作りのために参加している例もあるよう。ECよりオフラインのフリマが人気の理由は、そんなところにもあるようです。


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