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上海 ロックダウン中の食べ物事情

 2022年4月24日現在、日本のニュースでの報道は減っていますが、依然上海の食糧不足は伝えられ続けているようです。一方で、高級マンションに住む人や銀行の大口預金者には食品が配られているという、反感を煽るような記事もありました。が、実際はそのどちらでもない形が大半なのではないかと感じています。


食材セットの内容はこんな感じ。4〜5日に1回のペースで配られる

私は市中心部の庶民的な老房子に住んでいて、預金も多くない一般人ですが、大量の配給が届いています。24日間でダンボール入りの食材セットが6回。そのほかに米10キロ、麺2キロ。油や醤油などの調味料や、トイレットペーパー20巻、洗剤、歯磨き粉、石鹸なども。近所の3人家族も「食べきれない……」と動揺していたほどなので、一人暮らしの私の家のキッチンは足の踏み場がない状態になっています。



 配給の量や内容は地域によって違いますが、周辺に住む日本人の友人知人もだいたい同じような状況らしく、微信では日々「きゃべつとにんじんをどう消費するか」「油の配給来たらフライドポテト作ろうかな」「米、1年分くらい来たけどどうしよう」などのやりとりが続いています。また、日系の食材デリバリーサイト「出前館」が使えるため、売り切れは多いものの納豆や日本の調味料などもある程度入手できます。



 そんな状況を日本にいる知人に伝えると、「では、なぜ食糧不足がニュースになっているのか」とよく聞かれます。実際に現場を取材できないためなんとも言えませんが、地域によって差があるということ、問題が起きていない場所には報道陣が行っていないこと、というのが理由なのではないでしょうか。日々状況が変わるため、明日にはこれも古い情報になってしまうかもしれませんが、現在のリアルはそんな感じです。

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