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「上海のシリコンバレー」が本格稼働|AI PLAZA」

更新日:2022年8月10日

 中国でIT企業が多く集まる都市といえば深圳。そしてアリババなどが本社を構える杭州が有名です。この分野ではやや遅れを取っている感のある上海ですが、2022年以降、注目を集めそうな施設が登場しています。


西岸エリアに位置。市街地からはやや離れているが、注目の場所

 それが今回ご紹介する「AI PLAZA(西岸凰巣)」。2021年末にオープンした複合モールで、「垂直のシリコンバレー」がコンセプトの高層ビル「AI Tower」と、日本人建築家・妹島和世が手がけたゆがんだようなビル「Art Tower」と連動するモールです。オフィス棟「AI Tower」にはマイクロソフト、アリババなどの上海オフィスや人工知能の研究を行う上海期智研究院などが入っています。



 展望台ができるという報道をちらっと見た記憶もありますが、現時点で一般の人が入れるのは「AI PLAZA」のみ。飲食店やブランドショップ、電気自動車のショールーム、アート施設などが入るショッピングモールです。館内の吹き抜けには巨大なパブリックアートも。エスカレーター横にあるセンサーに手をかざすと、LEDモニターに映る映像が変化するという仕掛けになっています。



「AI PLAZA」の「AI」とは、「アート+インテリジェンス」の略だそう。無料で見学できるギャラリーもいくつかあり、屋外にもさまざまな仕掛けが。建築物として遠目に見るのもお勧め。散策するだけで楽しめると思います。


 ほか、館内でバスケットを楽しめる「NBA pop-up」、スケボー関連の商品を扱う「The Kite Runner」、スノーボード専門店「SNOW51」など、スポーツ好きのZ世代をターゲットにした店舗も多数。館内の店舗の50%が中国、または上海初進出のテナントだそうで、注目を集めています。そういえばここ数年、モールのオープン時に初進出テナントの割合は必ず報道されるように。ルイ・ヴィトンやグッチなどの有名ブランドや、ユニクロ、無印、スタバ……ではもう集客が難しいのかもしれません。



 

Data AI PLAZA 上海市雲錦路683号

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