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「HARMAY(話梅)」話題のコスメショップの旗艦店

 2021年も上海市内にさまざまなショップがオープンしましたが、私が定期的にリアルに利用しているのが秋にオープンした「HERMAY(話梅)」の旗艦店です。場所はおしゃれなテナントが集まる安福路と武康路の交差点。4階建ての古いビルをリノベーションした、コスメのニューリテールショップです。


店頭で試してECで買うのも可。値段は同じ

 「HERMAY(話梅)」とは、北京話梅楽享科技有限公司による小売ブランド。ECと実店舗の両方を融合させる、オフライン店舗を倉庫代わりにするなど「ニューリテール」と呼ばれる定番の方法を採用しつつ、若い人を引き寄せる工夫もたくさん詰め込んだ店舗になっています。



 その一つが、さまざまなブランドのサンプル(試供品)を格安で販売している点。「いろいろ試してみたいけど高すぎる」「飽きっぽくて化粧水を一本使いきれない」など、上海人女性にありそうなニーズにばっちり合うビジネスモデルだと言えます。メーカーも、ランコム、イプサ、ラ・プレリー、エリクシール、キールズ、ドゥ・ラ・メール、SKⅡなどさまざまなものを網羅。少しずついろいろ買って、自分に合うものを探すことができます。


 ほか、口紅やファンデーションなどのメイク用品、シャンプーや石鹸なども豊富。試供品以外の通常サイズは、中間業者を入れない大量仕入れで市価より安め(免税店よりはやや高め)に設定されています。メリットとしては、いろいろなブランドを同時に比べて選べること、店員に声をかけられないこと(スーパーの要領でレジに持っていくだけ)、インダストリアルなデザインのおしゃれな店舗でコーヒーや撮影も楽しめること、などです。



 一階部分はペットフレンドリーの屋外カフェになっていて、若い女性だけでなく犬連れの中高年の集いの場にもなっていたり。犬用の飲み水も提供してくれます。最先端のショップが、古くから住む近隣住民と融合して存在している点も「上海式ニューリテール」と言えるのかもしれません。

 

 

Data Wechat ID:HARMAY話梅



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